色素沈着,淡い色日記

日常の一言二言が溢れ出て収まらなくなったのでブログ化しました

去年の夏

思い出したくない

去年のこと、蒸し蒸しとした地下鉄沿い

 

2人で手を繋いで帰った知らない街

踊るように抱き合って

ケンカもした

 

泣きじゃくって

いい子いい子って優しくされてナデナデされた

思い出したくない汗ばんだ去年の夏ー

 

「きみは偉いよ」

 

嘘でも嬉しかったな

 

「出逢えて良かった、ありがとう」

 

綺麗事でも心がぎゅーってなった

 

君はもう、わたしの事なんて覚えてないんだろうって思ってる

思い出してしょうがないもん

 

「騙してごめんね」

 

最期はちゃんと言えた

嘘をついていた訳じゃないのに、真っ直ぐに生きてる君に申し訳なくてそう言って終わったわたしの去年の夏

 

なんで今、こんな時にこんなこと思い出すかな

 

 

 

 

狂ったように楽しかった

何も考えなくて良くて幸せだった

わたしの事を全部知らない君といれて現実逃避できた

 

去年のわたしの姿はもういないよ

それでいいんだから、別にいいんだけど

 

 

 

 

 

 

最近、どうも現実逃避出来なくて心が辛いみたい

だから思い出しちゃうのかな

…去年の夏…

 

何も分からなかった答えのない、ただただ蒸し蒸しと暑くて汗なのか泪なのかさえ今でも分からない1年前ー

 

君に「図々しい」って言われたことだけは覚えてるよ

図星だから泣いちゃったけど

君に言われてその通りだったから、それ止めたくなった

 

 

 

 

 

今じゃね「少し厚かましくても自分を持て」って人から言われるくらい、わたし変わったの

 

全然、「図々しい」方が楽しかったよ

 

何もかも忘れて、君と手を繋いでワケわかんないおしゃべりして出しゃばって、抱き合って

グシャグシャな気持ちで汗を流すほど踊り狂ってた去年の夏を

今更、なんかとても印象に残って思い出しちゃう

 

 

 

 

 

 

去年の夏は君と出会って、わたしにとっては大きな人生の分岐点だったみたい

 

それほど、思い出しちゃうんだ


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