何でも掘り下げなければ分からない
よく前を向いて、上を向いて生きていこう
なんて言葉が飛び交っているけど、それは専門用語を使うと現実逃避だと思わない?
現実を見て向き合ってるからこそ、歳を重ねる度に必要な苦しみが存在するんじゃない?
上を向いて生きてたら理想を遥かに超えて夢想に過ぎない
それだけを言われてきた人はそれでいいと本当に思っちゃうんだろうか
アニメのキャラや全ての登場人物に悪人は必ずともいるんどけど、
そいつの過去の掘り下げの回を見たら、なんとなくだけど「そっかーそうだっんだねえ」って思えてくる
そしたら、本当の本当に悪人なんて存在しないんじゃん!って思う
生まれてきた環境と生い立ちがその人の存在を決め付ける世の中がわたしは嫌でたまらない
でも、そうやって掘り下げてくれるから、そんな人の気持ちにも共感や理解ができるし、とても現実的なことだとわたしは思う
わたしは今、自分を掘り下げている真っ最中
掘ったその先、その奥に今はまだ知れない何かキラキラした生まれ持った根本の自分がいるんじゃないかって期待してる
だからこそ、この苦しみに耐えることが出来る
その為の苦しみだと考えたら、有難いことだ
容易い口でならなんとでも言える、そんな無責任な言葉に耳を貸せない理想主義者でありながら現実を見ながら向き合おうとしているわたしには残酷だ
どれだけ深いかは計り知れないけど、底が見えた時の喜びは汗かいて良かったと思える作業のひとつだ
自分のことを知る事はとても大切だと思うからこそ、上を向いてる人から底に辿り着こうとする私に上から目線で言われるとたまったもんじゃない
この感覚、貴方なら分かりますか?