色素沈着,淡い色日記

日常の一言二言が溢れ出て収まらなくなったのでブログ化しました

貴方が鳴く、だからわたしも鳴く

最近、うちの子が鳴くことが増えた

滅多に鳴かないから珍しいことで不安になった

 

何かを訴えてくる

何かを

 

ーそれは分かってるー

 

でもそれになかなか応えられない飼い主で心が虚無になる

 

ご飯でも無ければ、おやつでも、遊んでほしいでもない

いや、全部求めてるが

 

構って欲しいみたいだ

すごく寂しいみたいだ

 

飼い主のわたしが何処かに行ってしまって帰って来ないんじゃないかって、ずっとわたしの後ろ跡を着いてくる

 

長時間、ずーっと黒い板ばっか見つめて触ってるから、流石に不審になってきてるみたい

 

気持ちは安心感を与えたい

精神は別のところの自分が嫌になる

 

わたしが幼い時、そうだった

ネグレクトは当たり前であまり泣かない子だったけど、たまに泣いたり主張をするとよくほっぺをビンタされていた

「他人より強く生きろ、他人より勝れ」

とよく言い聞かされて育った

 

だから鳴かなくなった

鳴けなくなった

 

大人になって鳴くようになって恥ずかしい思いを多々することが増えた

 

ーいい大人がー

 

という周りの視線と社会の風習に合わせなければならない圧に自分がジリジリと押し潰されて火傷しそうなくらい

 

うちに来て滅多に鳴かない彼が鳴くから

わたしまで不安になってこわいよ

弱い飼い主は飼い主ではないな、と思いつつも頑張ってはみるがーどんどん心の気持ちが薄くなって何も感じなくなるー

虚無

 

正義感と責任感だけでどうにかなることでは無い

世の中は混沌としている

 

キレイコドばかりで耳が腐る

 

ーわたしは良い人に見えるだけの抜け殻みたいで自分が嫌になるよー

 

構ってあげたいのに

言い訳が沢山ある

 

寂しい気持ちは誰よりも飼い主の自分が分かるのに…どうしてこんなにも心に余裕がないんだろう

 

やはり、わたし自身も混沌としてる

それで、仕方ないと何処かで何かとても大切な何かを諦めているような気がする

 

わたしの心も鳴き出した