色素沈着,淡い色日記

日常の一言二言が溢れ出て収まらなくなったのでブログ化しました

幼心

 一人で公園のブランコで遊んでた

いつも通りイヤホンして音楽聴きながら、口ずさんで口パク練習してた

 

冬なのに全然寒くもひんやりもなくて

ずっと頭上見上げてブランコをゆらゆらこいでた

 

子供たちはすべり台で楽しく戯れてた

 

関係ないことのように

わたしはわたしのことを楽しんでる中、

わたし目掛けて小さい女の子が隣のブランコに座ってこぎながら話しかけてきた

 

この年齢になって

子供と関わることもなく話し合ったりとか無縁だったけど

 

なんでもない会話をしてた

あ、飛行機!!とか

どっちが高くブランコこげるか競走とか

よく分かんない感覚だったけど楽しかった

 

もう帰らなくちゃと思っても

それでもずっと隣で半分寂しそうで構ってほしさを笑顔で隠してる小さい子を置いていくのも

気が引けてなんだかんだ30分も一緒にいた

 

さすがに帰ろうと思って

このご時世、知らない人にお菓子貰うことは良くないんだろうかと思ったけど

 

空腹時にかじろうと思ってショルダーバックに紛れ込ませてたキャラメルクッキーを渡してばいばいした

 

帰り道、またイヤホンをいつものように耳にして音楽聴きながら帰った

いつもより同じこの曲が違うように心に入ってきた

 

野良の猫さんとご挨拶もしてたら

なんだか、少しだけ自分が好きになれた

 

ほんの少しだけ、いい人になれたようで

わたしも子供の頃、こんな感性を持ってたことを振り返らせてくれた夕方だった

 

 

 

今日、テレビには憧れのアイナさんが映る

 

 

華奢な心を聴いて帰った

この気持ちで歌おうと思った