あの雲の上
羊たちはいるのかな
この雲の下
わたしたちは歩いてる
ーーどこへ向かって?
あの雲の上
羊たちは踊り飛び跳ねているだろうか
この雲の下
人は頭上を見上げブランコをこいでる
本当に退屈そうに
何がそんなにもつまらないのか
子供の頃に描いてた夢が現実化しなかったから?
子供の頃のわたしは
あの雲の上の羊たちのように自由に跳べていただろうか
ブランコこいでると空中に上がる時
風の重力と共に自由の権限と不可能な現実を思い知る
それを繰り返す
繰り返す
意味がないことだけど
わたしは理想と現実の狭間で葛藤している
そのことに生きてる実感を得ている
そして想像
あの空の向こう、
羊たちは存在すると思い込むことで
その自由をわたしは想像で遊んで楽しむ
それは現実的不可能から来る
追い求める未知の生きる楽しさだと
だからこそできることだと
わたしは風をあびながらひとりニヤニヤとしているのでした