色素沈着,淡い色日記

日常の一言二言が溢れ出て収まらなくなったのでブログ化しました

したかったこと、そうではなかったもの

子供だった頃、ピアノ教室に通っていた

当時高いピアノを買ってもらって別に好きな訳じゃないのに、親が喜ぶことに期待して小学卒業するまで通わされた

 

ピアノを数年練習してもあんまり上達しなかった

コンクールとかにも出されたことあってもただただ、指が上手く回らないコンプレックスを見世物にされてるみたいで、ピアノを楽しんで弾いたことは一度も無かったと思う

 

でも嫌だ止めたいとは親に言える訳もなく褒めてほしくてやってた気がする

高いピアノも自分から欲しいと言った覚えはないけど、買って貰えた

今思えばなんて贅沢してたんだろう

わたしは親にバカ程投資されて育てられたけど期待通りにならなくて親方は悲しんだろうな

残念な大人へと成長してしまった

 

80万もするピアノは中学に入ってから部屋の隅に置かれて触れることもなくなって

猫たちがピアノの上で寝るためくらいしか活用はされなかった

結局成人する前にそのピアノはタケモトピアノに売られた

 

弾き語りに憧れてアコースティックギターを買ったこともある

これは自分の意志だったから絶対弾けるようになるんだと誓ったが、やっぱり無理だった

そのギターは今ではお部屋のアンティークの飾りになっている

 

たまに今でもピアノやお金をかけたことでネチネチと親には言われるけど、

まあ普通に申し訳ないと思ってる

 

 

けど、努力をしなかった訳じゃない

多分、脳の部分が上手く機能しなくて指が思い通りに動かないんだ

今でも、わたしの手の動きは異常だ

勝手に動くし、ペットボトルのキャップは痛くて空けられないし、手の平にいつもハンドクリームを塗らないと紙を触れない

わたしは感覚過敏あるあるだ

 

今になって思うことは

それでも幼い頃は頑張ったら周囲の温かい目線に守られて自己肯定力というものを上げやすかったのかもしれないな

本人の意志と興味があれば

 

大人になると褒めてもらうということだけに

子供の頃とは違って認められるように

常識は当然で、

何か他人より圧倒的に優れた何かを生まれ持ってるか、相当な努力で築き上げないと承認はされ難い

 

わたしは幼い頃から、自分の意志がなかったせいで

残念な大人になって今更、あの頃は良かったなんて思う

大人になってすればよかった人の視線を

子供だった頃に意識しすぎてた結果かもなんて、思う

 

 

それでも、音楽はその頃より今の方が好き度が増したから大丈夫

プラマイゼロだ、そう思って過ごすようにしてる

歌うのは大好きだ

自分の声が楽器なら自由の身だ

万歳!!