色素沈着,淡い色日記

日常の一言二言が溢れ出て収まらなくなったのでブログ化しました

わたしは野良の子

まだ物心もついてない青い頃、野良猫を拾ってはよく家に招いてた

名前も付けちゃって懐かれて完全に野良の子たちみんな家の飼い猫になった

 

でも、ド田舎の一軒家だった訳だし野良は野良だから放し飼いで好きにしてもらってた

半野良、半家猫

 

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それが当たり前の生活を送ってたからとてもわたしにとっては自然体だった

 

 

その子たちは亡くなって虹の橋を渡っていったからもういない

怪我を負って致命傷で病む負えなくいなくなった子もいて

誰かに攫われたのかと思うほど急に姿を見せなくなって失踪した子もいる

そして、寿命で亡くなった子

誰もいない間にひとり寂しく冷たくなった子

 

実家で飼っていたその子たちはみんな、わたしがいない時にいなくなってしまった

 

 

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でも、とても自然なことだった

だからこそ悲しくて切ない

 

 

 

現在も飼っている猫がいる

ペットショップで運命的に出会ってしまって家に来た子

その子は生まれた時から室内で育ちも家の子

完全室内飼い愛猫の彼。

 

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わたしの概念は、猫は外が好きな生き物だと思い込んでいたから公園に連れて行ったり、ベランダを開けっ放しにしたりしてるが

 

この子は外に出ない

公園に連れて行った時もケージの中から鳩たちを眺めてるだけ

 

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ベランダを開けっぱなしにしても、陽を浴びるまででそこまで

それ以上の向こう側には行かない


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不思議な感覚だった

 

そんな可愛い可愛い今の彼はまるで坊ちゃん

野生あるのかしら…?

 

そんなこと思ってるが、ズボンの紐で一緒によく遊ぶし、You〇ubeのCATTVもよくぼーと眺めてはスズメが飛び立つ瞬間をいつも彼(愛猫)は狙ってる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは生きてる感覚野良寄りみたいだ

 

野良の子のわたしの話を少し。

 

適応しないと生きていけないこの社会に疲れきって現実から逃げたくなる

そんな時は、野良猫の気持ちが分かる感覚

 

誰も知らない

誰もいない

ひとりの世界へ旅にゆく

 

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冒険しようアドベンチャータイム

危険だから止めては通じない

 

承知の上さ

 

この部屋にいると枠にはめられている

秩序を保つための無理矢理にでも守る義務がある

 

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それが息苦しくて

それだけで自分の存在が否定されてるように感じる時

 

宇宙へ飛び立ちたい野良猫のようなわたしがいる

でも、重力でこの体ひとつでは宇宙へなんて行けないから、みんなが知らない道を探して旅をするんだ

 

 

なんでかは、自分探しのため

そんな大雑把なことでもない

 

自分の心の声に素直になるためです。

 

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野良の子のわたしはそれがとても自然体な感覚

 

それでも生きているを感じたい不器用なわたしはまるで野良猫のよう

 

 

 

 

 

 

でもね、お腹空いて

寂しくなったら温かいみんながいるあのお家に帰りたくなるんだ

 

おかえり、って言ってくれる心の温もりはわたしの存在を受け入れてくれる一生モノの幸せ

 

自分の居場所がある安心感は旅から帰ってきた安心感

もしかしたら野良のわたしは、その優しさを求めに旅をしてるのかも、なんて最近思う

 

今なら前飼っていた、半野良猫たちの気持ち分かる気がする

 

 

 

 

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良かったって思えて良かったことが嬉しいんだね