起きねば、と思って薬漬けと胃もたれしたこの体を義務感に下から背中を押されて無理に起きる毎日
何の義務とか使命とか責任とかなく、
本当は自分よがりなエゴでそうしたいだけ
こんな狭い部屋と窓を開けると広がる青空の中で、何か違うよね、分かってながらスマホを手に取る
境界線の向こう側の青空に心は届かない
届いた手はスマホ
そしてこの文を綴っている
懐かしい朝を思い出す
幼い頃の青春もなかったひとりだった青春時代を思い出す
朝起きたら今日はこの曲と迷うこともなく、今朝の音楽を流してその色に染まってた
天井を見上げ、青空を眺めてわたしの体と一体化した音楽に身を委ねることが幸せだったな
そこで新芽のように新しい小さな発見をする何かが、恋しくて切なくて美しかった時代
今は、環境が変わったからか副作用的なことでか、
それともただ、
ー大人になってしまったからなのかー
そういうことを朝起きたら境界線の手前で思いながら切なくて悲しくて淋しい
やらなければならないことは、大人だからできること
自由とかそういうのは、もっとこう、その境界線の向こうの扉の先な気がする
精神的な自由はみんな知ってる、けど誰も気付かないように生きている
わたしの青春は他人から見たら何でもなかった
わたしにはとても透き通った青い空模様のようなひとり世界の青春だった
シャボン玉
猫の温もり
輝く朝日
陽だまりの図書館
一日が始まる夜明け
そして、いつも生活には音楽
今だから言えること
愛おしいな
https://youtu.be/2C2fAU9fn-U?si=DyZSasgQb3kCKK25