君も夜の迷い猫なの?
僕も一緒
とても静かでちょっとの踵の音でも宙に響くね
君と僕は違うけれど
今だけは一緒にいるね、安心感
名前も知らない君だけど
前から知ってる感じがして心が凪のよう
君からもそんなのを感じるよ
ちゃんと守ってるの偉いね
僕は何も守れなかったよ
だから、君を君の家族を守りたいなんて偉そうなこと思ってる
僕にできることは本当にこれっぽっちだけど
きっと君が求めてるのはこれっぽっちのこれじゃない気がする
全部分かってるって瞳で瞬きしてくれる君が優しい
僕にも家族がいる
さあ、もう帰らなくちゃ
僕の家族を僕も君みたいにちゃんと守りたい
また、会いに行くから温かい夜明けを迎えてね
僕たちは、どうも知り合う前から気が合うみたいだね
猫の親子がいた