また蒸し蒸しと暑い時期が来てしまって
直射日光と地面からの輻射にサンドになったまま
今の時期、死なないように体内液を循環させながら必死に細胞再形成中
どこかでは死体が一、二、三と焼けて腐っている
鼻を突き刺すその臭いが必死にさっきまで生きていたよ、を漂わせている
臭いが全てじゃないって、全人口が思えるようになるには全人口が滅びた後の話かな
どうしようもないことを生きていた証の薫りで、わたしは全身から汗を朦々と流しながら考えていた
世の中に悲観してるのか
受け入れようとしているのか
自分でもあまり分かっていない
それでも、ずっと気になるのは
暑くなると色んな服が着れるから女であるわたしは喜ぶはずなのだが、いつも3パターンしかなさすぎて
今日は滅多にしないようなことをして外出してみた
ダサさの極みをいったのを外出して、お店の扉ガラスに写った自分を見て悲しくなった
恥ずかしいから早く家に帰りたい…
だからいつも夏も冬も、3パターン
悲しい1、2、3ってカウント数は着服くらいでいいよ
そう思いながら、藤原さくらさんの「初恋のにおい」を聴いていた
わたしの中の記憶に君はお日さまの香りだったことを、ここで思い出した