濁る
視界は歪む
足元は浮いていて
重心はグラグラ
貴方のあの言葉も
この言葉も全部、期待させるものにすぎない
でも貴方がいないとわたしはとっくに濁り切って廃れていた
もう廃れているのかもしれない
けれど、生きているから
虫は苦手だけど生きているから
虫が多い国へ行けばもう、気にならなくなる日が来るから
虫がいないとこの地球成り立たなくなる
気持ち悪い虫がいるおかげで生きているって考えたら
そんな醜い君も廃れていくわたしも
ただ今を生きているからって思えたらなんとも思わなくなった
悲しい世の中を変えれる程、わたしには余裕も力もないから
ただ廃れていくとしても生きてゆくんだ
濁った景色も好きになれなくとも受け入れたるから