フランス小説で数年前に
「マリーについての本当の話」
という小説を読んだ
初めてのフランス小説だった
それからたまにフランス映画も観るようになって
とにかく生々しい
開放的と言えばそうなのかもしれないけど
嵐の中、窓を全開にして裸でいる描写とか
エロスに対してごく普通の日常のように描かれている
最初はその世界に入るに抵抗とか違和感あっても興味注がれるものがあって、ついつい読み進めてしまう
展開はトントン拍子と言うより
ヌルヌルとした抽象的な感じの表現で読む人を一体化させる
まるで、その物語の主人公を体感してるみたいな気分になれる
気持ち悪いといえば気持ち悪い感覚なんだけど
快感的といえば気持ちいい
とにかく裸の描写やシーンが多いから
もうこっちもなんでもいいやって思えてくる
人としての極限まで迫られる感じが
フランスの文化なのか、創造物なのか
上手くは言えないけど独特なタッチで色鮮やかだ
読む人や見る人を選ぶけど
万人受けしないところを狙ってるのがまたいい
あまりにも自然すぎる日常を描いてるから狙ってなんかいないのかもだけど
物語が終わるとストーリーや人物像を想像して頭から当分は離れない
浮かれて気持ちいいし、楽しい
フランス小説、映画
観てきたものが似てる系統ばかりだったかもだから、他にもジャンル別に全然違うのもあるんだろうけど先にマイナーの方の蜜の味を知ってしまった
何にしても万人受けしない星2.5~3.5☆の作品が好きでたまらない