夜更かし2日目
フィリピンの
「濡れた人魚妻」という映画を観た
ネタバレしない程度に感想
愛を求めて陸に上がった人魚によって小さな島に災いをもたらすサスペンス
愛と性の情慾で掻き乱される心理描写がリアルな社会問題を描いていた
ひとりの人魚を通して村人の心をザワつかせていき、ジワジワと来る予期不安が的中するかのように現実化し、そこに宿った人々の感情が生々しい
懸命な愛情、獣のような欲情
裏切り
復讐
そして友情
小さな島で起こる小さな災難が人々の中で不安へ
その不安は巨大化し
最後は地の獄だった
小さな島の社会がひとりの人魚の存在で
あんな結末になるなんて…と思いながら
途中で見るの止めようと思ったけど最後まで観て良かった
とにかく生々しくて、
獣のような人間の心理描写とそこに伴って
愛と性とエゴが行き来する世界観があの小さな島で地球の万物の摂理と人間の成行きの理を全部観た感じする
人の生命力の光と闇、自然との関わりまでがリアルに
小さな地球をその島を通して感じる程、深いな
本当におとぎ話のような人魚かもしれないのに
頭に残るのはエンディングの心地良い海を奏でる音楽
地獄描写は辛いが、
サスペンスあんま観てなかったけど、ハマったかも
ネリーサ、自分らしさを取り戻せたかな